Wesel, 2025年7月8日 –BYK Additivesは、今年のデュッセルドルフ(ドイツ)で開催される K 2025において、新世代のプロセス助剤を発表いたします。新しいポリマー加工助剤(PPA)BYK-MAX P 4110はPFASフリーであるだけでなく、生産速度の向上、溶融破断の防止、金型ダイへのビルドアップを抑え、これにより清掃作業の削減と、結果として顧客のダウンタイム短縮に貢献します。この製品は、ポリオレフィンにおけるフィルムや繊維の製造最適化、およびその他の押出成形用途を目的として開発されました。

PFASフリーの BYK 添加剤 BYK-MAX P 4110 を使用した人工芝の施工(画像出典:Adobe Stock)
これまで、ポリオレフィン加工において良好な生産性と欠陥のない製品を実現するため、フッ素含有加工助剤を使用することが一般的でした。BYK Additivesは、多額の研究開発費を投入し、製品ポートフォリオをすべてPFASフリーのソリューションに転換しました。BYK-MAX P 4110をご使用のお客様は、フッ素含有加工助剤(PPA)を配合から置き換えることが可能となり、従来の利点を維持したまま製品性能を向上させることができます。このより環境配慮型でPFASフリーの加工助剤へのシステム変更は技術的に容易であり、大幅な工程調整は不要です。
BYK-MAX P 4110およびその他の高性能プラスチック添加剤について、2025年10月8日から15日までドイツ・デュッセルドルフで開催される世界最大のプラスチック専門見本市「K 2025」で詳細をご確認ください。BYKのブースは、ホール5、ブース番号E17です。
BYKは、スペシャリティケミカルの世界的なリーディングサプライヤーです。 当社の革新的な添加剤と差別化されたソリューションは、製品と材料の特性、および製造工程を最適化します。 とりわけ、BYK添加剤は、耐スリキズ性と表面光沢、材料の機械的強度または流動挙動、およびUVおよび光の安定性や難燃性などの特性を向上させます。
BYKは、プラスチック業界のお客様を支援するための広範な製品ポートフォリオを取り揃えています。プラスチック加工業者、コンパウンダー、フォーミュレーター、OEMメーカーに、高度な複合材料、PVCプラスチゾル、および幅広い熱可塑性材料の加工用に、高性能添加剤の豊富なラインナップを活用していただいています。これには、自動車業界向けの軽量材料、風力発電機用の強化プラスチック、ファサード、スタジアムの座席、屋外家具、温室など屋外用途向けの耐候性プラスチックなどが含まれます。さらに、BYKの添加剤は、例えばPVC床材の快適性を向上させたり、難燃性、耐摩耗性、臭気低減を実現することで、より快適な製品を製造するのをサポートします。世界最大級のアプリケーションラボネットワーク、技術サービス、顧客重視の取り組みが、BYKの市場ニーズとトレンドに対する深い洞察の基盤を形作っています。
BYKは、グローバルに活動拠点を持ち、その生産拠点は、ドイツ(Wesel, Kempen, Schkopau, Moosburg, Geretsried)、オランダ(Deventer、 Denekamp、Nijverdal)、英国(Widnes)、米国(Wallingford, Chester, Columbia, Earth City, Gonzales, Louisville, Pittsford)、中国(Shanghai、Tongling)にあります。 全世界で2,600名を超える従業員を擁し、ALTANAグループのメンバーです。
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